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2022.05.17

フリーランスの見積書の書き方は?テンプレート・事例など紹介

「フリーランスになってみてはじめて『見積書を出してください』と言われたけど、見積書ってどうやって作ったらいいんだろう」とお悩みのフリーランスの方は少なくないでしょう。会社員時代は決まったフォーマットに沿って作成すればよかった方や、そもそも「会社員時代には見積書なんて作ったことがない」という方の場合、見積書作成について悩んでしまうのも当然です。

 

本記事では、見積書を作成したことがないフリーランスの方でもわかりやすいように、フリーランスが見積書を書く意味・メリットや、フリーランスが見積書を出すタイミング、見積書のテンプレートや書き方、見積書作成に関するよくある疑問などをまとめてご紹介します。

 

記事を読めば、見積書を作成したことがないフリーランスの方であっても、無理なく見積書作成ができるようになりますのでぜひ最後までご覧ください。

フリーランスが見積書を書く意味・メリット

フリーランスが見積書を書く意味・メリット

フリーランスになりたての方や、今まで見積書を作成した経験がない方の中には、「契約の際にわざわざ見積書を作成する理由がわからない」と感じてしまう方も少なくないでしょう。確かに、見積書を作成しなくても契約はできるので、そのように感じてしまっても仕方ありません。

 

しかし、それではなぜ見積書は存在しているのでしょうか。もちろん、見積書を作成すること自体に意味やメリットがあるためです。本項では、見積書を作成する意味・メリットについてご紹介します。

契約内容の認識統一

見積書を作成するのは、クライアントと契約内容についての認識を合わせるためです。職務の具体的な内容があらかじめわかりきっていたり、そこまで複雑な内容でなければ、確かに見積書を作成しなくても問題ないでしょう。

 

しかし、必ずしも全てのケースで見積書作成が不要なわけではありません。クライアントと口約束するだけでは業務範囲について正確な合意が得られそうにないケースでは、見積書を作成することで業務範囲を明確に提示することが重要です。

トラブル防止

見積書を提出しておくことで、契約内容についての認識統一ができます。では、何のための認識統一なのか。もちろん、トラブル防止のためです。フリーランスとして活動していく中で一番困るのが、クライアントとのトラブルが発生することです。実際に仕事を始めてしばらくしてから認識の相違があると、「思ってた内容と違う」ということで業務の対価である支払いがなされないケースすらあります。

 

そのような事態に陥ってしまえば、フリーランスの活動継続すら危ぶまれます。クライアントに円滑に支払いをしてもらうためにも、見積書で認識を統一しておきましょう。

発注を促す

見積書を提出することで、依頼内容を確定させれば、後は発注するだけです。つまり、見積書を提出すれば、クライアントに発注を促すこともできるのです。クライアントがフリーランスに見積書を出させるタイミングでは、クライアントは他のフリーランスからも見積もりを取っている可能性が高いです。見積書を提出するタイミングが遅れれば遅れるほど、競合のフリーランスにチャンスを与えてしまうことになるので、なるべく早めに見積書を発行したほうが良いでしょう。

フリーランスが見積書を出すタイミング

フリーランスが見積書を出すタイミング

フリーランスになるまで、一度も見積書を作成したことがない方もいるでしょう。そのような方の場合、どのタイミングで見積書を発行すればいいのかわからないのではないでしょうか。見積書を発行しなくても業務を受注できる上、実際に見積書を発行する機会があまりないこともあり、見積書作成のやり方についてわからなくても仕方ありません。

 

そこで本項では、フリーランスがクライアントに見積書を発行するタイミングについて、それぞれのタイミングで発行する意味とともにご説明します。

提出を求められたとき

見積書は、原則として発行しなくとも仕事を受注することができます。しかし、クライアントから求められれば見積書を発行しなければなりません。クライアントはフリーランスが発行した見積書をもとに発注するかどうかを検討するためです。クライアントに求められたタイミングで見積書を発行できなければ受注機会を逃してしまうこともあるので、求められたら素早く見積書を発行しましょう。

 

ただし、エンジニアなどクライアントと仕事内容について誤解が発生しやすい職種については、クライアントから求められなくとも自ら見積書を発行したほうが良いでしょう。詳細な内容まで詰めておかないと、後で認識相違からトラブルが発生してしまう可能性が高まります。

受注(発注)内容を固めたタイミング

クライアントと打ち合わせなどをして認識を統一した後で、合意した内容についてあらためて確認しておくために、見積書を作成する、という使い方は有効です。見積書にして文字にした段階で、あらためてクライアントに確認を取ることで、認識の相違からくるトラブルを防ぐことができます。

 

また、見積書に内容を記載することで、スケジュールや工数についてあらためて確認したり、クライアントに業務内容について理解してもらえたりと、受注内容を固めたタイミングで見積書を発行するとさまざまなメリットがあります。

発注を促す

クライアントが発注してくれそうにもかかわらず、いつまで経っても発注の決断をしてくれないこともあります。そのような場合に、フリーランスのほうから見積書を発行して提出することで、クライアントに発注についての決断を促すことができます。

 

クライアントは複数のフリーランスや企業から相見積もりを取っていることもあり、あなたのことを忘れている可能性もあります。スピーディーに発注の決断を促すためにも、早い段階で見積書を発行してしまってもいいでしょう。

フリーランスの見積書の書き方(必要事項)

フリーランスの見積書の書き方(必要事項)

フリーランスが見積書を発行する場合、どのような内容を書けばいいのでしょうか。特にフリーランスになりたての方は、見積書に書く内容や体裁について悩んでしまうことも多いでしょう。

 

そこで本項では、フリーランスが見積書を発行する際に記載しておくのが必要な事項についてご紹介します。それぞれの項目を記載する意味も一緒にご説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。

宛名・宛先

見積書を発行する際に必ず記載しなければならないのは、見積書を発行する相手の宛名・宛先です。宛名を記載しておかなければ、後で誰に発行した見積書なのかわからなくなってしまうので、必ず記載するようにしましょう。そもそも、宛名を記載しないのは相手に対して失礼に当たる、ということもあります。

 

宛名を記載する際には相手の敬称に気をつけなければなりません。見積書を発行する相手が会社や部署であれば敬称として「御中」、個人単位であれば「様」をつけましょう。

発行日

見積書には発行日を記載する必要があります。見積書を作成したことがない方の場合、発行日を記載することにあまり積極的な意味を見出せないこともあるでしょう。しかし、発行日は、見積書の有効期限の開始日になるため、必ず記載しなければなりません。見積書には有効期限という概念があり、有効期限を過ぎると、見積書をもう一度作り直す必要が出てきます。

見積書番号

見積書には見積書番号を記載するのが通例です。必ずしも記載する必要はないものの、フリーランスの方がさまざまな見積書を管理する際に、他の見積書と区別がつけられるように見積書番号があります。

 

見積書番号の採番ルールは基本的には自由です。しかし一般的には、英字と数字を組み合わせて「AA-0001」などのように採番するケースが多いです。

提出者情報

見積書には、見積書を発行することになった提出者であるフリーランスの個人情報を記載する必要があります。一般的には氏名、屋号、郵便番号、住所、電話番号を記載することが多いです。メールアドレスやWebサイトの情報を記載してもいいでしょう。

見積もり金額

見積書に記載すべき事項として最重要項目は、見積もり金額です。それぞれの品目ごとの見積もり金額と、品目全ての金額をまとめた総額を両方記載しましょう。

 

見積もり金額を記載する際には、その見積もり金額が税込みなのか、税抜きなのかをはっきり記載しましょう。税込み・税抜きについての認識が違うと、支払いの際にトラブルになりかねません。また、税込み・税抜きだけではなく、源泉徴収についてはどうするかなど、しっかりとクライアント側と詰めておきましょう。

業務の内容

見積もり金額も重要ですが、同様に重要なのが業務内容です。具体的にどのような業務をすることで、どれくらいの金額を得られるのか、具体的かつ詳細に合意を得るための記載が必要になります。

 

業務内容を記載してクライアントに提出することではじめて、クライアントとの認識の相違も明らかにすることができます。クライアントにも具体的な業務の内容を想像できるよう、できる限り細かく業務を分解して記述するのがポイントです。

納期

納期についても忘れずに記載しておきましょう。見積書に納期を記載しておくことで、クライアントと納期について合意を得ておくことができれば、後でトラブルも起きずに済みます。納期について明確な合意を得ておかなかった場合、後で納期遅れにされて支払いがなされないような可能性もあります。

 

有効期限

請求書には記載せず、見積書だけに記載する重要な項目が、有効期限です。

 

見積書を発行してしばらくして状況が変わって値上げしなければならなくなったり、そもそも稼働できないような状況になっている可能性もあります。

 

しかしあらかじめ見積書に有効期限を記載しておけば、そのような事態にも対応できます。また、クライアントに契約についての決断を促す効果もあります。

納入・支払い方法

見積書には納入方法と支払い方法も記載します。例えばライターの場合であれば、納品する記事をWordで納入するのか、それともGoogleドキュメントで納品するのかなどの納品形式の違いがあります。

 

支払い方法についてはほとんどの場合、銀行振り込みで指定すれば大丈夫です。

備考(特記事項)

見積書のフォーマットにはまらないようなことを記載しなければならない場合もあるでしょう。そうした場合、備考(特記事項)として見積書に記載しておけば大丈夫です。契約の条件などで細かい記載が必要な場合に利用しましょう。

フリーランスの見積書の事例・テンプレート

フリーランスの見積書の事例・テンプレート

フリーランスの見積書に記載しなければならない項目についてご説明しましたが、記載しなければならない項目がわかったところで、具体的な見本やテンプレートがなければイメージがつかめない方も多いでしょう。

 

そこで本項では、フリーランスの方が見積書を簡単に作成できるように、フリーランスの見積書のテンプレートをご紹介します。特に最近増えてきているWeb系フリーランス3職種(Webデザイナー、Webエンジニア、Webライター)の見積書をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

フリーランスWebデザイナーの見積書

 

フリーランスWebデザイナーの見積書

フリーランスWebデザイナーの見積書の事例・テンプレートをご紹介します。フリーランスWebデザイナーの場合、作業のプロセスをできる限り分解してそれぞれのプロセスごとに見積もりを出したほうがいいでしょう。事例では、デザインやWordPress導入など、細かく記載しています。

 

また、価格についての見積もりは税込みなのか税抜きなのか、しっかりと記載しておきましょう。相場よりも低すぎる金額を提出すると自分の首を絞めることになるので、適正金額で見積もるのがポイントです。

 

フリーランスWebエンジニアの見積書

フリーランスWebエンジニアの見積書

フリーランスWebエンジニアの見積書の事例・テンプレートをご紹介します。フリーランスWebエンジニアの場合も、Webデザイナー同様、業務プロセスごとに細かく見積もりを記載するのがおすすめです。事例ではプログラム一式としていますが、「システム設計費用」、「データベース設計費用」、「バグ修正費用」など、できる限り細かく記載しましょう。

 

また、時給ベースで費用を請求する場合は、事例のようにその旨記載しておいたほうが、後で無用なトラブルを発生させずに済みます。

 

フリーランスWebライターの見積書

フリーランスWebライターの見積書

フリーランスWebライターの見積書の事例・テンプレートをご紹介します。フリーランスWebライターの見積書の場合、1記事ごとに見積書を提出する必要があります。記事単価なのか、文字単価なのか、しっかりと記載しておきましょう。

 

文字単価で記事単価を算出するのであれば、文字数が何文字程度になりそうなのか、そしてその文字数に対して最終的な記事単価はいくらになるのかもあわせて記載しておくと親切でしょう。見積もり段階の単価と最終的な執筆後の単価が少し異なってしまっても、あくまで見積もりなので大丈夫です。

 

フリーランスの見積りメールの事例・テンプレート

フリーランスの見積りメールの事例・テンプレート

フリーランスとして活動している中で、メールを通じて直接見積もりの提出を依頼されることもあるでしょう。見積もりを依頼された場合、クライアントに対して見積もりメールを送付しなければなりません。しかし、見積もりメールを送付したことがなければメールの形式もわからないことでしょう。そこで、本項で見積もりメールのテンプレート・事例をご紹介します。

 

以下、メールの事例です。

〇〇株式会社 御中

 

お世話になっております。

 

この度は〇〇のお見積もりをご依頼いただき、誠にありがとうございました。本メールに以下の見積書を添付いたしましたので、ご査収のほどよろしくお願いいたします。

 

・〇〇(添付した見積書のファイル名)

 

ご発注いただいてから〇〇日程度で納品可能です。

 

本見積書の有効期限は〇〇日までですので、有効期限までにご判断いただけますと幸いです。

 

見積もり金額等のことで何か不明点がございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。

 

(職業名)

(氏名)

(連絡先情報)

 

 

以上、見積もりメールのテンプレートでした。見積もりメールのテンプレートだからといって、他のメールと大きく変わるようなことはありません。宛名・署名を記載し、見積書のファイルを添付したこと、見積書の内容のポイントについて触れればいいでしょう。納期についても触れておくとクライアントも依頼の判断がしやすいので、納期についても記載しておくことをおすすめします。

 

フリーランスの見積書作成のポイント5つ

フリーランスの見積書作成のポイント5つ

フリーランスになりたての方が見積書を作成するにあたっては、気をつけなければならないポイントがいくつもあります。見積書作成のポイントを押さえておけば、クライアントからの受注確率も高まるでしょう。

 

そこで本項では、フリーランスが見積書を作成する際に重要となるポイントを5つご紹介します。フリーランスになりたてで見積書を作成したことがない方はぜひご覧ください。

相見積もりを考慮に入れる

見積書を作成する際には、相見積もりの条件を反映させましょう。クライアントがフリーランスに仕事を依頼する際には、複数のフリーランスに見積もりを取っているケースがほとんどです。複数のフリーランスに対して同時に見積もりを依頼することを、相見積もりと呼びます。

 

複数のフリーランスに対して相見積もりを依頼している場合、金額などについて有利な条件で見積もりを提出しているフリーランスが有利になってしまいます。そうなると、仕事内容以外の部分で負けてしまい、クライアントから受注できなくなる可能性も高いです。仕事の内容や料金など、トータルのバランスで負けてしまわないよう、見積書を作成する前にクライアントに相見積もりの条件についてあらかじめ聞き出しておきましょう。

 

安売りはしない(相場を見極める)

フリーランスになりたての方の中には意外に感じる方もいるかもしれませんが、見積書を作成する際には安売りしすぎてもいけません。安い価格で見積もりを提出してしまうと、品質についても不安を抱かれてしまうためです。きちんと業界の相場について調べた上で、相場と同水準の価格からあまり離れすぎていない価格を提案しましょう。

 

あまりにも低価格で見積もりを提出してしまうと、後でより高単価な他のクライアントの依頼を受けた際に、既存のクライアントに対してコミットできにくくなります。安すぎる価格で見積書を作成することは自分で自分の首を絞めてしまうことになりかねません。

業務内容はできるだけ詳細に

見積書を作成したことがないフリーランスの方の場合、業務内容をどのように見積書に記載すればいいかがわからず、大雑把に記載してしまう方もいるでしょう。

 

しかし、見積書で業務内容を大まかに記載してしまうと、後でクライアントと業務内容についての認識齟齬が発生する可能性が高まります。認識齟齬が原因で、金銭的なトラブルに発展するケースも多いです。

 

そのため、フリーランスが見積書を作成する場合には、できる限り詳細に業務内容を記載しておくのが無難です。フリーランスになったばかりで要領がわからない場合には、テンプレートや事例を検索してチェックし、詳細な記述を心がけましょう。業務内容を細かく分けて記載すると、金額交渉も有利に進めやすくなります。

納期をよく考える

納期が早ければ早いほどクライアントから依頼がくる、と考えてしまうかもしれませんが、必ずしもそうではありません。クライアントとしても、納期が多少遅くともきちんとした品質のサービスが提供されるほうがいいのです。したがって、納期をクライアントに提案する際には、現実的な納期である上でなるべく早い納期を提案すればいいでしょう。

 

相見積もりの条件を聞き出した際に、競合がどれくらいの納期を提案しているのか聞いてみるのもおすすめです。わからなければ、業界の一般的な納期を提案するのが無難です。

 

素早く出す

フリーランスになりたての方の場合、見積書を作成するためにかなりの時間がかかってしまうこともあるでしょう。しかし、見積書を作成するのに躊躇している間にも、クライアントは競合に見積もりを依頼しています。

 

そのため、原則として見積書は素早く作成し、素早く提出することをおすすめします。素早く見積書を提出できれば、他のフリーランスと横並びで検討頂けるからです。

フリーランスの見積書テンプレートを利用できるサービス5選

フリーランスの見積書テンプレートを利用できるサービス5選

フリーランスの方が見積書作成に取り組む場合、見積書のテンプレートを利用するのが一般的です。また、見積書のテンプレートを簡単に利用できるクラウドサービスが普及しており、多くのフリーランスがそれらのサービスを利用することでスピーディーに見積書作成を行なっています。

 

そこで本項では、フリーランスの方におすすめな見積書作成サービスを5つご紹介します。ぜひご自身に合ったサービスを選んでみてください。

MISOCA

MISOCAは、見積書作成はもちろんのこと、請求書や納品書など、仕事を進めていく上で必要となる各帳票を簡単に作成できるクラウドサービスです。見積書のテンプレートはもちろん用意されており、機能の案内に沿って入力していくだけでスピーディーに見積書を作成できます。テンプレートに沿って入力することと、本記事でご紹介したポイントや注意事項について気をつけていれば、見積書作成で失敗することはないでしょう。

 

スマホやタブレットからも簡単に見積書作成ができるので、本業で忙しくしている場合でも、隙間時間を有効活用して見積書を作成できます。また、見積書や請求書などをメールで発送する場合にもワンクリックで完了できるのでとても手軽です。

マネーフォワードクラウド

マネーフォワードクラウドは、見積書や納品書、請求書などの各帳票をテンプレートから簡単に作成できるクラウドサービスです。見積書作成も記載が必須の項目を埋めていくだけで簡単に作成できます。マネーフォワードクラウドの場合、見積書を作成すればその後に作る納品書や請求書などに情報が連携できるので、同じ案件について違う書類を作る手間が省けます。

 

マネーフォワードクラウドには会計機能もついています。請求書と連携させれば、自動で請求書の仕分けを行ってくれて便利です。さらに、請求書を発行すると入金ステータスが確認できるので、入金漏れもあらかじめ防げます。他にもロゴ・印影の登録や一括メール送信代行、郵送代行など、フリーランスにとっても重宝する機能が盛り沢山です。

クラウド会計ソフト freee会計

クラウド会計ソフト freee会計は、見積書・納品書・請求書の作成が簡単にできるクラウドサービスです。freee会計を利用すると、テンプレートから簡単に見積書を作成できます。また、見積書を一度作成すると、その情報を納品書や請求書に転用できるので、それぞれの書類を1から作り直す手間がかかりません。スマホアプリから簡単に見積書を作成可能です。見積書を作成した後で見積書の送信忘れが起きないように、見積書が送信済みかどうかをステータスで確認・変更できます。

 

freee会計を利用することで、フリーランスに必要な確定申告の作業も効率化できます。銀行口座やクレジットカードの情報も連携できますので、スピーディーな仕分け作業が可能です。

ツカエル見積・請求書オンライン

ツカエル見積・請求書オンラインは、見積書・納品書・請求書それぞれをテンプレートから簡単に作成できるクラウドサービスです。紙に書き込んでいるかのような直感的でシンプルな操作で見積書を作成可能です。見積書のデザインも簡単に変更でき、色合いやロゴの位置など、さまざまな項目を変更できるので、ご自身のお好みのデザインの見積書を利用できます。

 

見積書を送ったかどうか、請求書で請求した金額がきちんと入金されているかどうかなど、帳票に紐づくステータス管理機能も用意されているので、帳票ごとに紐づいたアクションも忘れず実施できます。初月無料、月額550円からスタートできる価格の安さも魅力です。クレジットカード払いだけでなく、銀行振込での支払いにも対応しています。

MakeLeaps

MakeLeapsは見積書・納品書・請求書などの9つの種類の帳票をテンプレートから簡単に作成できるクラウドサービスです。テンプレートの種類は3種類あるので、ご自身に合ったテンプレートがきっと見つかることでしょう。また、一度見積書を作成すれば、請求書などの他の帳票に変換することも容易にできます。

 

定期的に発生する定額請求については、請求予約機能を利用して効率的に管理することも可能です。毎月請求書を作成するクライアントについては、「作成待ち」などのステータスを用いて管理することで請求書の作成漏れを防げます。請求書を大量に作成する場合には、MakeLeapsの所定のフォーマットに合わせたCSVやExcelファイルを使って一括で請求書を作成することもできます。

フリーランスと見積書にまつわるQ&A

フリーランスと見積書にまつわるQ&A

長年フリーランスの方でも、見積書を作成する機会があまりないと作成の際に悩んでしまう場合もあるでしょう。しかし、見積書作成の際に気をつけるべきポイントを押さえておかなければ、クライアントの心証を悪くしてしまいかねません。

 

そこで本項では、フリーランスの方が悩んでしまいがちな見積書作成のポイントについて、Q&A形式でご紹介します。本項を参考にして、見積書作成でミスをしないように気をつけましょう。

フリーランスの見積書で源泉徴収は書く?

見積書を作成する段階では、源泉徴収金額について記載する必要はありません。厳選徴収する金額は最終的な請求額によって決まるので、見積もり段階ではそもそも決定できないためです。

 

フリーランスが仕事を受ける場合、ほとんどのケースでクライアントに源泉徴収義務が発生します。源泉徴収するかどうかについては、請求段階でクライアントから指示が出るので、見積もり段階で「源泉徴収するかどうか」について確認しておく必要はありません。

 

ただし、テンプレートを利用すると源泉徴収税も簡単に記載できます。テンプレートを利用して見積書の段階で源泉徴収税を記載してもOKです。

フリーランスの見積書に印鑑は必要?

フリーランスが見積書を作成する際には、必ずしも印鑑を捺印する必要はありません。上述したクラウドサービスでは印影を登録できますが、印影を登録しなくても利用できます。つまり、見積書の時点で印鑑を捺印するかどうかは個人の判断によるわけです。

 

さて、それではフリーランスが見積書に印鑑を捺印する意味はどのような点にあるのでしょうか。クライアントにしてみれば、実績や信用のないフリーランスに仕事を依頼するのはリスクです。しかし、印鑑の捺印がなされていれば、それがないよりも信用度は高まるでしょう。事業用の印鑑を用意しているのであれば、フリーランスの事業に対する本気度も伝わります。つまり、フリーランスが見積書で印鑑を捺印するのは、クライアントに対するイメージ向上・信用度アップの効果があります。

受注の際に見積書提出は必須?

フリーランスが仕事の依頼を受注する際には、必ずしも見積書を作成・提出する必要はありません。基本的には、フリーランスは自身が求められたタイミングでのみ見積書を作成すればOKです。ただし、上述したように見積書作成・提出をすることで自身が有利になるような状況があれば、自ら見積書を先回りして作成し、クライアントに提出してみてもいいでしょう。

 

いずれにせよ、見積書作成を求められたらすぐに作成できるよう、テンプレートが使えるクラウドサービスには登録しておくことをおすすめします。

 

見積書の書き方に間違いはある?

見積書作成時には押さえておくべきポイントがいくつかありますが、原則としては書き方は自由です。もちろん、作業の内容や金額、納期や有効期限などの重要事項は記載しておくべきでしょう。ただ、フォーマットがクライアントの求めるものと違うからといって、失注するようなことはありません。

 

見積書は、フリーランスとクライアントの間で仕事内容や金額の認識を合わせるために作るものなので、その目的さえ果たせればそこまで細かくフォーマットを気にしなくてもOKです。

フリーランスの見積書の消費税はどうする?

年商1,000万円未満のフリーランスであっても消費税は請求できます。そのため、見積書作成の段階で、消費税抜きの契約金額と、消費税込みの金額の見積もり金額についてクライアントと認識を合わせておいたほうがいいでしょう。

 

2023年10月1日よりインボイス制度が施行されると、インボイス制度に登録するフリーランスも増え、ほとんどのフリーランスが消費税を請求することになるでしょう。「消費税を請求しなくても大丈夫」とは考えず、インボイス制度導入後のことも見据えて見積もり段階から消費税を見積もり金額に入れるようにしておきましょう。

 

フリーランスの見積書まとめ

フリーランスの見積書まとめ

以上、フリーランスが知っておくべき見積書の情報についてご説明しました。フリーランスが仕事を受注するにあたって、見積書作成・提出は必ずしも必要ではありません。基本的にはクライアントに求められたタイミングで提出すればいいでしょう。

 

しかし、業種によってはクライアントに見積書を提出しておいたほうが後々のトラブル発生を防ぎやすくなります。例えば、Webエンジニアの場合、あらかじめ業務範囲についてクライアントと認識を統一しておくために見積書に業務範囲を詳細に記述しておくべきでしょう。そうすれば後でクライアントから「想定していた業務範囲と違う」とクレームが入ることも防げます。

 

見積書作成にあたっては、本記事でご紹介したテンプレートが用意されているクラウドサービスを利用するのがおすすめです。ご自身にあったサービスを利用してスピーディーに見積書を作成し、受注確率を高めましょう。