第2回
「何でもできますは何にもできないと同じ」
2017.11.14
木野瀬 吉孝 氏kinose yoshitaka
第2回目は、「老舗印刷会社の社長さん」です。なんと当社研修生の常世田春樹の前職の社長さんです!大変快く引き受けて頂きました。
常世田春樹(以下 常) |
社長お久しぶりでございます。。 |
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木野瀬社長 |
~慈愛の目~ |
常 |
早速ですが社長は個人でどの様な保険に入っていますか? |
木野瀬社長 |
個人では複数の生命保険と所有している自動車保険、火災保険等一通りは入っています。 |
常 |
そうですよね、僕も同じです。 |
木野瀬社長 |
先代が亡くなった時ですね。会社に保険金が入りました。 |
常 |
保険金の支払いはスムーズに行われましたか? |
木野瀬社長 |
多額なものではなかったので、スムーズに行われました。 |
常 |
木野瀬社長が考える保険の役割ってどの様なものでしょうか? |
木野瀬社長 |
ファイナンシャルプランですね。ファイナンシャルプランをしっかりとやるという事ではないしょうか?どんなライフサイクルなのか?その年齢でちゃんとカバーができる、トータル的なファイナンシャルプランをきちんとやる事が保険の役目だと考えます。 |
常 |
当時の料率はとても良かったと聞いています。。 ちなみにこんな保険があれば便利だなという保険はあったりしますか? |
木野瀬社長 |
経営者として一番大事に思うのは、社員の生涯設計ですね。 |
常 |
とても貴重なご意見を頂きました。本当に参考になります。 ちなみに保険業界のサービスでご不満だった事はありますか? |
木野瀬社長 |
そうですね、料率が良い保険を契約をしていた時ですが、いかに解約を促してきて新しい商品に加入を提案してくるという事ですね。企業としてはしょうがないとは思いますが、顧客本位ではないと思います。 |
常 |
生命保険では契約して3年後に切替をすると営業マンの成績になるんです。その行為によってお客様にメリットがあればいいのですが、ノルマに追われている営業は顧客本位ではない解約&切替をしている事もあるでしょうね。。 次の質問にうつります。 |
木野瀬社長 |
私は経営者ですから、会社全体の利益を見て本当に会社が良いという提案を一生懸命考えてくれる営業ですね。よく生命保険では、社長個人が有利かという提案をされますが、そういったものには魅力を感じません。従業員がどうやったら将来困らないか? |
常 |
一番大事なのは会社を支えくれている従業員という事ですね。 |
木野瀬社長 |
そうですね。たとえば火災保険を入るのに会社や建物を守るとかありますが何の為に入るか?そうではなくて、どうやったら社員を守れるか?会社を継続させられるか?そういった提案になると全く違ったものになると思います。 |
常 |
ありがとうございます。最後の質問です。木野瀬社長が保険代理店にこんなサービスがあればという物があれば教えてください。 |
木野瀬社長 |
サービスは色々な形態がありますよね。ある意味今では、サービスは出尽くしていると思います。例えばメンタルヘルスの分野までカバーしてくれるものがありますよね。逆にあんな事やこんな事ではなくて、これが得意です。この分野は任せてくださいという安心感を提供して欲しいですね。今は、サービス合戦になっている様に感じます。 |
常 |
多種多様なものではなく、そこの代理店しかできない得意なものという事ですね。 |
木野瀬社長 |
生保、損保の壁がなくなり、金融機関との壁もなくなってきて、何でもできますは何にもできないと同じだと私は考えます。 |
常 |
耳が痛いお話ですね…笑 |
木野瀬社長 |
印刷会社も何でも印刷ができるという所には仕事はきませんからね(笑) |
常 |
確かにそうですよね。ありがとうございます! |