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2023.07.10

フリーランス看護師とは?年収や働き方について徹底解説

※本ページはプロモーションが含まれています

 

 

近年徐々に増えつつある、フリーランスとして働く看護師。看護師を目指している人やすでに資格を保有している人のなかには、看護師でもフリーランスで働けるのか、どんな仕事ができるのか気になっている人も多いのではないでしょうか。

 

本記事では、フリーランス看護師とは何かや、仕事内容、年収などについて解説します。フリーランス看護師になるメリットやデメリットも解説しているので、フリーランスを選択肢に入れている人はぜひ最後までチェックしてみてください。

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    フリーランス看護師とは?

    フリーランス看護師とは?

    フリーランス看護師とは、特定の病院やクリニックに属さずフリーランスとしてさまざまな場所で働く看護師のことです。近年看護師もフリーランスとしての働き方が増えてきており、注目を浴びています。

     

    仕事内容には看護だけでなく、看護師としての知識を活かした情報発信などもあり、自由に自分の好きな仕事や働き方を選ぶことが可能です。まだ数が多いとはいえませんが、時代の流れにあわせてどんどん活躍の場は広がっていくと考えられるでしょう。

    フリーランス看護師の主な仕事内容

    フリーランス看護師の主な仕事内容

    次に、フリーランス看護師の主な仕事内容を紹介します。さまざまな働き方が存在するので、どんなものがあるかチェックしてみてください。

    常勤看護師の人手が足りないタイミングでヘルプとして働く

    フリーランス看護師の仕事には、常勤看護師の人手が足りない医療機関へ行き、ヘルプとして働く方法が挙げられます。

     

    これまで看護師として医療機関で働いてきた人にとっては、常勤看護師の不足枠を埋める役割はイメージしやすいはずです。反対に、医療機関で看護の仕事に携わった経験がない人だと、看護師の資格をもっていても単発でヘルプに入ることは難しいと考えられます。

     

    最近では、フリーランス看護師と人手が足りない医療機関を結びつけるサービスもあるため、うまく利用すれば単発で自分の希望や都合にあった仕事が見つけられます。

    訪問介護ステーションに登録して訪問看護を行う

    訪問介護ステーションにフリーランス看護師として登録し、必要に応じたタイミングで訪問介護を行う仕事もあります。近年日本では在宅医療の需要が高まっているため、今後も人材需要は伸びると考えられる仕事です。

     

    訪問介護ステーションでは、登録制だけでなく常勤看護師が在籍している場合もあります。常勤看護師がいるステーションでも人手が足りないタイミングはあるので、一部登録制をとっているところもあるでしょう。

     

    地域医療に貢献できる場なので、フリーランスとして自由に働きつつも、社会貢献度の高い仕事に携わりたい看護師におすすめです。

    健診スタッフなど単発の仕事をする

    学校や会社、地域などで行われる健康診断のスタッフを行うような、単発の仕事もあります。ほかにも、修学旅行や団体旅行の添乗看護師として単発で働くようなものも、フリーランス看護師の仕事の1つです。

     

    旅行関係の添乗看護師だと、2泊3日の短い仕事から半年間の比較的長い仕事まで幅広くあります。なかには国内だけでなく海外へ添乗する場合もあるため、色々な場所へ行きながら働きたい人にもおすすめです。最近では、添乗看護師を登録制で囲っているサービスもあります。

    学会や研修の講師やスタッフとして働く

    フリーランス看護師には、医療関係の学会や研修の講師、スタッフとして働く仕事もあります。補助スタッフとして協力する仕事もあれば、自ら登壇して研修を行う仕事もあるのが特徴です。なかには、一般市民に向けて医療知識を提供することもあります。

     

    単なる補助であればハードルは高くないこともありますが、自ら登壇したり講師を担当したりする場合には、ある程度の経験やスキルが必要とされるでしょう。

    美容クリニックでアートメイク看護師をやる

    フリーランス看護師のなかには、美容クリニックでアートメイク看護師をやっている人もいます。アートメイクは皮膚に傷をつけて色素を注入する施術であり、医療行為なので看護師や医師の免許をもっていないとできません。

     

    フリーランスアートメイク看護師になるには、通常の看護師と同じくまずは看護学校を卒業して国家試験に合格し、看護師免許を取得します。その後美容クリニックに就職してアートメイクスキルの教育を受けるほか、アートメイクアーティストのスクールに通って経験をつむ方法もあります。

     

    アートメイク看護師は指名制の場合もあり、人気が出ると収入を大きく増やすことも可能です。フリーランスなら自分でSNSなどを使って集客できるため、人によっては月200〜300万円稼ぐ人もいるといわれています。

    フリーランス看護師の年収はどのくらい?

    フリーランス看護師の年収はどのくらい?

    フリーランス看護師の年収は、一概にはいえません。フリーランスの性質上、自由に働く時間や仕事量は調整できるため、家庭の事情で働く時間が短く収入をさほど得ていない人もいれば、たくさん仕事をこなして大幅に稼いでいる人もいます。

     

    ある程度コンスタントにスポットの仕事をこなしていれば、一般的には年収500万円ほどを得ている人が多いといわれています。

     

    フリーランスは働けば働いた分だけ収入を得られるので、自分のやり方や努力次第では1,000万円など高い収入を得ることも可能です。例えばフリーランスとしてアートメイク看護師をやっていて、高い人気を誇っている人だと年収2,000万円ほど稼いでいるケースもあります。

     

    反対に、子育てや介護の都合であまり働けない人でも、フリーランスなら自分の都合にあわせて仕事量を調整できるのが魅力です。

    フリーランス看護師として働くメリット

    フリーランス看護師として働くメリット

    次に、フリーランス看護師として働くメリットを紹介します。それぞれ確認し、自分に合った働き方かどうか確認してみましょう。

    働く時間や場所、仕事内容は自由に決められる

    看護師に限った話ではありませんが、フリーランスであれば働く時間や場所、仕事内容は自由に自分で決められます。特定のクリニックや病院と雇用契約を結ぶわけではないため、自分のやりたい仕事を選んで自由に働くことが可能です。

     

    組織に縛られて決まったスケジュールどおりに働くのがいやな人や、どれだけ頑張ってもある程度決まった収入しか得られないのがいやな人におすすめな働き方です。とくに単発の仕事をコンスタントにこなす働き方なら、自分の好きなようにスケジュールを組んで好きなときにだけ働けます。

    自分の努力次第で収入が上げられる

    フリーランスは働けば働いただけ収入が得られる働き方なので、自分の努力次第ではどんどん収入が増やせます。給与が定められている会社員や常勤看護師とは違い、引き受ける仕事ごとに報酬が発生する働き方だからです。

     

    比較的報酬の高い夜勤の仕事を単発でたくさん引き受けたり、アートメイクのスキルを磨いて人気アーティストを目指したりすると、人によっては年収1,000万円以上稼げることもあります。

     

    また、最近ではインターネットを利用したフリーランス看護師の活動も目立っています。YouTubeで医療知識を発信したり、看護師ライターとしてWebサイトで記事を監修したりと、インターネットを通じた仕事ならいつでもどこにいてもお金を稼ぐことが可能です。

     

    あらゆる仕事を並行してうまく稼げれば、大きく収入を増やせるでしょう。

    人間関係のストレスが少ない

    人間関係のストレスが少ないのも、フリーランスのメリットです。特定の医療機関に属するわけではないため、常に一定の人間関係を保つ必要がありません。苦手な先輩や上司に悩まされることがないので、職場の人間関係にストレスを感じやすい人におすすめの働き方です。

     

    もちろん、フリーランスであっても人との関わりが一切なくなるわけではありません。とはいえ、特定の人と密に継続して毎日関わる必要はないので、ストレスフリーに働けます。

    フリーランスの活動に失敗しても転職先が見つけやすい

    看護師の場合は、仮にフリーランスの活動に失敗しても、転職先探しが比較的スムーズです。看護師は国家資格を有する職業であり、かつ医療機関では看護師の人手不足が続いています。

     

    また、医療機関は全国にたくさんあるため、よほどのことがない限りは看護師免許があれば仕事に就けると考えられるでしょう。

     

    一般的な職業だと、フリーランスとしてうまくいかなかった期間があると、とくに達成した成果もないただのブランク期間があると思われて不利になる場合もあります。看護師なら、資格と業界情勢により比較的楽に転職先が見つかるため有利です。

    フリーランス看護師として働くデメリット

    フリーランス看護師として働くデメリット

    フリーランス看護師として働くデメリットも把握しておきましょう。メリットとデメリットを比較したうえで、フリーランスになるべきか判断してください。

    収入が不安定になりがち

    フリーランスは固定の給与が決まっていないため、収入は不安定になりがちです。コンスタントに受けられる仕事がある保証はないため、場合によっては仕事がなく収入がゼロになる月もあります。

     

    また、誰かが勝手に依頼を持ってきてくれるわけではないので、自分で仕事を探して案件を獲得することが必須です。仕事の探し方が悪かったり、たまたま受けられそうな仕事がなかったりすると、収入が途絶えてしまいます。

     

    自分次第で大幅に収入が上げられるメリットがある反面、収入がゼロになるリスクも高い点は理解しておきましょう。

     

     

    すべて自分で管理する必要がある

    フリーランスになると、何から何まで自分で管理する必要があります。特定の施設に勤めるわけではないので、先輩や上司、施設側にシフトの管理やスキル教育、あらゆるサポートはしてもらえません。

     

    とくに看護師の場合は、夜勤の仕事を受けることもあるため、生活リズムが崩れて体調を崩しやすいのが特徴です。雇用契約を結んでいれば体調を崩しても有給休暇が取得できますが、フリーランスは働けなかった日は収入がゼロになってしまいます。仕事ができない時間は収入が一切発生しないため、自己管理の徹底が必要です。

     

    そもそも看護師の仕事は人の命に関わる仕事なので、直前に休みが取れないこともあります。仮に体調を崩して休んでしまうと、信頼を失うことにもつながるでしょう。

     

    また、フリーランスになると、日々の帳簿付けや確定申告の手続きもすべて自分で行わなければいけません。何から何まで自分で徹底して管理しないといけないため、会社員よりも負担が大きいといえます。

    看護スキルの向上は見込みづらい

    フリーランス看護師は、看護スキルの向上が見込みづらいといえます。特定の施設に勤めていれば、研修や先輩からの指導、日々の看護業務によって看護スキルが磨かれますが、フリーランスになると徹底的に看護業務に携わる機会は減るほか、誰にも教えてもらえません。

     

    また、フリーランス看護師の仕事内容は看護だけでなく幅広く存在するため、収入を上げるためにはさまざまな仕事に挑戦する必要があります。仕事によっては看護を行うことそのものがない場合もあるため、看護スキルの向上は難しい場合が多いでしょう。

    フリーランス看護師に向いている人の特徴

    フリーランス看護師に向いている人の特徴

    フリーランス看護師になるメリットとデメリットをふまえ、フリーランス看護師が向いている人の特徴を以下でまとめます。自分に当てはまるかどうか確認してみましょう。

    自己管理が得意で徹底できる

    自己管理を怠らずに徹底できる人は、フリーランス看護師に向いているといえます。フリーランスは何もかも自分で行わなければならないほか、体調を崩して働けない期間があるとその分収入はゼロになるのが特徴です。

     

    看護師の仕事は急に休めないことも多いため、自己管理を徹底して毎日万全の体調で居続ける必要があります。夜勤などが続いてすぐに体調を崩していては、依頼側からの信頼も得られません。

     

    日々の事務処理や経理処理もすべて自分で徹底しなければいけないため、自分のことはきちんと自分で管理できる人に向いています。

    看護師としてすでに高いスキルを持っている

    看護師としてすでにある程度高いスキルを持っているなら、フリーランスとして活躍できる可能性が高いといえるでしょう。基本的にフリーランス看護師を求めている場所は即戦力を求めているため、経験不足だと仕事がもらえません。

     

    看護学校を卒業して国家資格を保有していても、現場で働いた経験がまだない人や浅い人は、すぐにフリーランスになるのではなくある程度現場で看護スキルを習得する必要があります。

     

    どこの現場にいっても問題なく活躍できるくらいのスキルがすでにある人は、フリーランスとして独立することを検討してみてもいいでしょう。

    柔軟性やコミュニケーション能力に長けている

    フリーランス看護師になるとさまざまな場所で働くため、柔軟性やコミュニケーション能力の高さが重要です。

     

    特定の人間関係が続くわけではないかわりに、毎回一緒に働く人が変わることがほとんどなので、その都度適切なコミュニケーションをとって円滑に仕事を進めなければいけません。また、都度働く場所は変わるので、どんな職場にいっても順応できるような柔軟性も重要です。

     

    社会人として適切なコミュニケーションが取れない、新しい物事や現場に慣れるのに時間がかかる人は、フリーランス看護師にはあまり向いていない可能性があります。

    フリーランス看護師の仕事はどこで募集されている?

    フリーランス看護師の仕事はどこで募集されている?

    フリーランス看護師の仕事は、求人サイトで募集されていることもあれば、各施設で募集している場合もあります。応募したいときは求人サイトから応募するほか、人脈をたどって誰かに仕事を紹介してもらったり、施設に直接営業をかけにいったりする方法が考えられます。

     

    最近では、フリーランス看護師向けのエージェントサービスもあるのが特徴です。登録しておけば、スキルや希望に応じて仕事を紹介してもらえます。

     

    最も割合が多いのは、知り合いからの紹介です。同業の知り合いを通じて、人手不足でフリーランス看護師の手を借りたい施設を紹介してもらったり、スポットでの仕事を紹介してもらったりする人が多いといわれています。

    フリーランス看護師として開業する方法は?

    フリーランス看護師として開業する方法は?

    看護師であっても、開業する方法はほかの職種と変わりありません。開業届を税務署に提出し、国民健康保険などの手続きを行えば開業が可能です。

     

    開業届を出さなくてもフリーランスとしての活動は可能ですが、提出しておいたほうが確定申告で青色申告ができて節税につながります。事業をしている公的な証明にもなるため、できるだけ開業届は出しておいたほうがいいでしょう。

    フリーランス看護師のまとめ

    フリーランス看護師のまとめ

    本記事では、フリーランス看護師の特徴やメリット、デメリットなどについて解説しました。フリーランス看護師は仕事の幅が広く、時間や場所にとらわれず自由に働ける働き方です。自分の努力次第で収入は大幅に上げられるので、大きな見返りがほしい人にもおすすめできます。

     

    一方で、収入が不安定になりやすかったり、看護スキルの向上が見込みづらかったりと、デメリットもあります。フリーランス看護師になるか迷っている場合は、メリットやデメリット、向いている人の特徴などを把握したうえで判断しましょう。

     

     

     

     

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